EAS-20S
・マイクロダイアリシスサンプルの自動採取
・サンプルのHPLCへの自動打ち込み
本体 14 x 28 x 10.5 cm
キーパッド 22.6 (w) x 2.1 (d) x 7.5 (d) cm

EAS-20S

エイコムのESA-20Sは、二つの役割を同時に果たします。ひとつは、サンプルの採取。バイアルの変わりにバルブに配置されているループ内にサンプルを蓄えます。ふたつ目は、そのサンプルを自動的にHPLCに打ち込む機能です。これらの作業は、キーパッドから入力した時間プログラムにより自動的行われます。よって、実験者はスタートボタンを押したあとは、動物もしくはHPLCの傍に留まる必要がありません。これ一台でオートサンプラーとフラクションコレクターの機能を果たします。カテコールアミン、アセチルコリン等ほとんどの分析アプリケーションに対応しています。ただし、アミノ酸のプレカラム誘導体化が必要な測定には使用できません。
このオートインジェクターは、サンプルHPLCへの打ち込みと同時に、最大3つの信号を出すことができます。最大10ファイルの保存が可能です。HPLC1台および動物1個体に対し、ESA-20S 1台(分析アプリケーションによっては2台)必要になります。複数個体からサンプリングを処理することはできません。また、分析時間とサンプルの貯め込み時間をほぼ同じ長さにする必要があります。よって、当社の短時間かつ囲う感度分析を導入すると、より高い時間分解能でマイクロダイアリシス実験ができます。
HPLCのチューブ内は高圧になっています。ESA-20Sには、HPLCの圧力がマイクロダイアリシス側に影響しない仕組みが施されています。